楽天・茂木は700万円減の7400万円 主将就任も腰痛で途中離脱「悔いが残る」

会見に臨んだ楽天・茂木栄五郎【写真提供:楽天野球団】
会見に臨んだ楽天・茂木栄五郎【写真提供:楽天野球団】

今季は打率.301の好成績も腰痛で9月にシーズンを終えた

 楽天の茂木栄五郎内野手が9日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、700万円減の年俸7400万円でサインした。(金額は推定)

 今季からキャプテンに就任した茂木は、開幕は「1番・遊撃」でスタート。今季73試合で打率.301、出塁率.396、7本塁打33打点8盗塁をマークした。9月17日のオリックス戦からは「4番・三塁」に座ったが、同26日の西武戦の試合前に腰痛を発症。同30日に出場選手登録を抹消され、そのままシーズンを終えた。序盤は首位争いを展開していたチームも、結局Bクラスの4位に終わった。

「キャプテンも務めさせていただいた中、序盤はチームも僕も良かったけれど、途中で離脱し優勝に貢献できなかったことは悔いが残る」と語った。個人成績についても「もっともっと、自分に期待している。来季もっといい成績を残したい」と意欲を示した。

 現在は腰痛も癒え「100%の状態」。プロ入りから5年間で全試合出場が1度もないことを課題と受け止めている。来年1月には初めて広島・田中広、ロッテ・中村奨とともに沖縄で自主トレを行う予定。「何かを変えなきゃいけない。お二人はずっと試合に出続けている。そこが僕に足りないところ。試合に出続ける秘訣や練習を、見たり聞いたりして学びたい」と明かした。「来年こそ、1年間グラウンドに立ち続けた上で、チームを引っ張っていきたい」との決意は固い。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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