菅野智之の争奪戦を避け“一本釣り”するなら? レンジャーズが狙う日本人右腕

日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】
日本ハム・有原航平【写真:石川加奈子】

「スガノほど圧倒的な存在ではないが、スガノよりも3歳若い」

 ポスティングシステムを利用し、メジャーリーグ挑戦を目指している日本ハムの有原航平投手。11月26日に申請手続きが行われて交渉が解禁となり、MLB球団との交渉期限は米国東部時間12月26日17時(日本時間同27日午前7時)までとなっている。

 その去就が注目される中、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は有原の移籍先候補としてレンジャーズの名前を挙げ「フィットするかもしれない」としている。

 かつてはダルビッシュ有投手も在籍したレンジャーズだが、2016年を最後にプレーオフ進出を逃している。今季は22勝38敗と大きく負け越してア・リーグ西地区で最下位に沈んだ。「再びレンジャーズがポストシーズン進出を目指した時に貢献でき、厳しい財源の中で獲得できる選手はいるだろうか」とする記事の中で有原が浮上している。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい球団経営にあるMLBの各球団。レンジャーズもその例外にはないようで、記事では「バウアー、田中、パクストン、オドリッジら高額な選手獲得には動かない」としている。

 巨人がポスティング申請を行った菅野智之も候補にはなるものの、「トモユキ・スガノの需要は高いはず」とライバルは多くなる。そこで浮上するのが有原。「レンジャーズによりフィットするのは、別の日本人投手かもしれない。日本ハムファイターズの右腕コウヘイ・アリハラはスガノほど圧倒的な存在ではないが、スガノよりも3歳若い」として、若さも魅力の1つとしている。

「アリハラは6球種を操るが、球速は90マイル台前半。バットを外すより、バレルを外すことで成功している」と投球スタイルを紹介しつつ「3年契約の可能性はあるが、レンジャーズが過去3年に結んだリン、マイナー、ギブソンよりも高額な契約を手にするのは難しいかもしれない」と予想していた。

(Full-Count編集部)

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