栗山監督10年目を迎える日ハムの戦力整理 MVP左腕を放出、宮台ら6選手が戦力外

日本ハムを戦力外となった宮台康平(左)と金銭トレードで西武に移籍した吉川光夫【写真:石川加奈子】
日本ハムを戦力外となった宮台康平(左)と金銭トレードで西武に移籍した吉川光夫【写真:石川加奈子】

リーグ5位と低迷、有原&西川がメジャー移籍を目指している

 北海道移転後初の2年連続Bクラスとなるリーグ5位に低迷した日本ハム。53勝62敗5分でリーグ優勝したソフトバンクから20ゲーム差を離され、シーズン終盤のクライマックスシリーズ争いにも加わることが出来なかった。

 2016年以来5年ぶりのリーグ優勝を目指す来季へ向け戦力整備を進めている。このオフは6選手に戦力外を通告。トレード移籍、退団と合わせて計11選手を戦力整理した。

 2006年高校生ドラフト1巡目で2012年MVPの吉川光夫投手が金銭トレードで西武へ移籍した。2019年途中に巨人からトレードで復帰したが、今季は5登板にとどまった。2013年ドラフト2位の浦野博司投手が今季限りで現役引退した。

 戦力外通告を受けたのは6選手。2017年ドラフト7位で東大出身の宮台康平投手、2019年キャンプ中に投手から野手に転向した白村明弘外野手、2017年途中にDeNAから移籍した黒羽根利規捕手、鈴木遼太郎投手、吉田侑樹投手、姫野優也外野手が戦力外となった。また、2017年に日本球界に復帰した村田透投手は退団が決まり、2日に自由契約選手として公示された。

 外国人選手では昨季巨人でプレーしたクリスチャン・ビヤヌエバ内野手、2018年に10勝をマークしたニック・マルティネス投手の退団が決まった。すでに来季の新外国人選手としてメジャー通算13勝のロビー・アーリン投手、万能型野手のロニー・ロドリゲス内野手の獲得を発表。有原航平投手、西川遥輝外野手と投打の主軸がポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指しているが、栗山英樹監督の就任10年目となる来季へ補強を着々と進めている。

○支配下
浦野博司投手(現役引退)
黒羽根利規捕手(戦力外)
白村明弘外野手(戦力外)
鈴木遼太郎投手(戦力外)
宮台康平投手(戦力外)
吉田侑樹投手(戦力外)
姫野優也外野手(戦力外)
村田透投手(退団)
クリスチャン・ビヤヌエバ内野手(退団)
ニック・マルティネス投手(退団)
吉川光夫投手(金銭トレードで西武移籍)

【表】各球団発表、2020-2021年の引退、戦力外、補強、自由契約一覧

(Full-Count編集部)

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