4位に終わった楽天の戦力整理 ドラ1がわずか3年で戦力外、助っ人4人が自由契約に

楽天を自由契約となったロメロ(左)と戦力外となった近藤弘樹【写真:福谷佑介、荒川祐史】
楽天を自由契約となったロメロ(左)と戦力外となった近藤弘樹【写真:福谷佑介、荒川祐史】

渡辺直人、久保裕也、青山浩二のベテラン3人が現役を引退

 オフに大型補強を敢行し、2013年以来のリーグ優勝を目指した楽天。三木肇監督のもとで序盤は首位に立つなど好調だったものの、中盤以降に失速し、最終的には西武にかわされてAクラス入りも逃す4位に終わった。

 迎えた今オフは石井一久GMが新監督に就任し監督兼GMとなる驚きの人事が行われた。三木監督が2軍監督に配置転換となり、体制が刷新。渡辺直人内野手、久保裕也投手、青山浩二投手のベテランが現役を引退し、支配下6選手に戦力外が通告された。

 2017年のドラフト1位で入団した近藤弘樹投手は今季1軍で6試合に登板したものの、プロ入りからわずか3年で戦力外に。また、2007年の高校生ドラフト1位でヤクルトに入団し、2019年から楽天に加入した由規投手、2010年のドラフト1位でソフトバンクに入団し2018年から楽天に在籍する山下斐紹捕手も戦力外となり、元ドラ1の3人に戦力外通告がなされた。

 3人のほか、熊原健人投手、ルシアノ・フェルナンド外野手、渡邊佑樹投手も戦力外に。渡邊は育成選手として再契約を結び、チームに残留する。

 助っ人ではJT・シャギワ投手、DJ・ジョンソン投手、ステフェン・ロメロ外野手、ジャバリ・ブラッシュ外野手の4人が保留選手名簿から外れて自由契約に。ロメロとは残留交渉を行なっているものの、去就は不透明となっている。

○支配下
渡辺直人内野手(現役引退)
久保裕也投手(現役引退)
青山浩二投手(現役引退)
熊原健人投手(戦力外)
由規投手(戦力外)
近藤弘樹投手(戦力外)
渡邊佑樹投手(戦力外)→育成再契約
山下斐紹捕手(戦力外)
ルシアノ・フェルナンド外野手(戦力外)
JT・シャギワ投手(自由契約)
DJ・ジョンソン投手(自由契約)
ステフェン・ロメロ外野手(自由契約)
ジャバリ・ブラッシュ外野手(自由契約)

○育成
木村敏靖投手(戦力外)
南要輔内野手(戦力外)
松本京志郎内野手(戦力外)
中村和希外野手(戦力外)
耀飛外野手(戦力外)

【表】各球団発表、2020-2021年の引退、戦力外、補強、自由契約一覧

(Full-Count編集部)

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