ロッテ澤村、高評価の背景に元阪神右腕らの成功 米メディア「価値をもたらした」

ロッテの澤村拓一【写真:荒川祐史】
ロッテの澤村拓一【写真:荒川祐史】

元阪神のドリス、ジョンソンの活躍でNPB経由のリリーフの評価がアップ

 ロッテの澤村拓一投手は海外FA権を行使し、メジャー挑戦も視野に入れ他球団からのオファーを待つことになった。今季メジャーではNPBを経験したリリーフ陣が活躍したこともあり、米メディアは「日本から2人の救援投手の補強候補がいる」と特集している。

 米メディア「スポーツ・インフォ・ソリューションズ」が注目したのはNPB経由でメジャーで活躍した投手だ。今シーズンは阪神から移籍したパドレスのピアース・ジョンソンが24試合に登板し3勝1敗、防御率2.70をマークすると、ブルージェイズのラファエル・ドリスも24試合に登板し2勝2敗5セーブ、防御率1.50と好成績を残した。

 ジョンソンは2年500万ドル(約5億2000万円)、ドリスは年俸100万ドル(約1億1000万円)で契約しメジャーで成功した例を挙げ「安価な契約でチームに価値をもたらした」と注目し「今オフには日本から2人の救援投手の補強候補がいる」と澤村とDeNAを退団したパットンの名前を挙げている。

 巨人からロッテにトレード移籍し結果を残した右腕を「90マイル台中盤の直球を投げ、ストライクゾーン低めにうまく制球する。一番の変化球は90マイル台前半から中盤のスプリット」と評価する一方で「スプリットは制球が難しい球であり、サワムラの与四球率が高い要因になっている」と課題も指摘している。

 制球面が課題となり他球団がオファーを出す際に躊躇する可能性も言及したが「サワムラはMLBのブルペンでミドルリリーフの役割となり、活躍して重要な場面で投げる役割を目指すことになるかもしれない」と、その可能性を高く評価していた。

 パットンについては「ここ2年は結果を残せていないが、横浜での最初の2年は大変期待できるものであり、今でも奪三振率が高い」と評価。だが、今季はチーム最多の57試合に登板したが防御率4.92と打ち込まれる場面も多く「低額のマイナー契約で自身を証明しなければならない可能性が高い」と、マイナー契約でのスタートになる可能性を伝えていた。

(Full-Count編集部)

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