鷹・栗原陵矢、4.4倍の4400万円! レギュラー奪取&日本シリーズMVPで大幅増「予想以上」

会見に臨んだソフトバンク・栗原陵矢【写真:代表撮影】
会見に臨んだソフトバンク・栗原陵矢【写真:代表撮影】

今季は野手としてレギュラーの座を勝ち取り、チーム2位の17本塁打73打点

 ソフトバンクの栗原陵矢捕手が18日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の1000万円から4.4倍となる年俸4400万円でサインした。(金額は推定)

 捕手登録ながら打撃力に定評のあった栗原は今季、オープン戦からのアピールが実り、開幕スタメンを奪取。持ち前の打力でレギュラーの座を掴み取り、右翼や左翼、一塁などを守って118試合に出場した。打率こそ.243だったものの、17本塁打73打点はともに柳田悠岐外野手に次ぐチーム2位の数字。得点圏打率.333、満塁時打率.545と勝負強さも際立った。

 巨人との日本シリーズでは第1戦で、セ・リーグMVPにも輝いた菅野智之投手から先制の2ランを放つなど3安打4打点の活躍。シリーズ通算打率.500をマークして、MVPにも輝いた。交渉後の会見では「ここまで上がることはなかったのでよかったです。素直に嬉しいです。しっかりやるとこうしっかり評価していただける。予想を上回っていました」と喜んでいた。

 とはいえ、会見での表情はやや厳しめ。「いつまでも喜んでいる場合ではないんで。しっかり来年1年レギュラーの座を守ることが大事。途中で替えられることが多かったので最後まで出続けたい。フルイニング出場を目指していきたい」と、早くも視線は来季に向いていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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