ロッキーズ監督、オープナー阻止の新ルール提案 先発投手降板ならDH失効?

ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:Getty Images】
ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:Getty Images】

メジャー全30球団の監督たちがオンラインで会見、ブラック監督が提案した新ルール

 コロナ禍により今オフはメジャー30球団の監督たちがオンラインで会見を行った。オフの補強、来季の戦略など様々なことを語ったがロッキーズのバド・ブラック監督が提案した独創的な新ルールが米で話題になっている。

 12月19日(日本時間20日)までにメジャー30球団全ての監督たちがZoom会見を行い、様々な議論や多くの質問に答えた。その中で注目を集めたのはロッキーズのブラック監督が提案した“DH失効”ルールだった。

 独創的なルールの中身は、先発投手を降板させた時点で、そのチームは試合中にDHを失うというもの。米紙「タンパベイ・タイムズ」は「このルールはオープナーを使うことを思いとどまらせるだろう。DHが両リーグ共通になるという想定のもと、これはナ・リーグ式の戦略を維持する方法になりえる」と指摘。

 今季は登板した投手は最低でも打者3人と対戦するか、そのイニングを完了するまでは交代できない「ワンポイントリリーフ」の禁止が導入された。試合時間短縮などに向け様々な改革が行われているが、野球の楽しみを奪うという声も上がっていた。

 時代の変化に対応した新ルールの導入はどこまで続くのだろうか。ただ、今回の“DH失効”は他の監督からの反応は薄く多くの支持を得られなかったようだ。

(Full-Count編集部)

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