元楽天ジョーンズ、米殿堂入りの可能性は? メディアは評価「史上最高の守備力」

元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】
元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏【写真:Getty Images】

2021年の米国野球殿堂入り候補者25人に名を連ねるアンドリュー・ジョーンズ氏

 2021年の米国野球殿堂入り候補者25人が発表された。メジャー通算1933安打&434本塁打をマークし、楽天を日本一に導いたアンドリュー・ジョーンズ氏の殿堂入りについて米メディアは「なぜ彼は支持をもっと得ていないのか?」と投げている。

 ジョーンズはブレーブス時代の1998年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞するほどの守備の名手で、打撃でも2005年には51本塁打、128打点で2冠王に輝きメジャー通算1933安打、434本塁打をマーク。日本でも2013年に楽天を日本一に導くなど人気、実力と申し分ない成績を残している。

 ジョーンズは今回が4度目の投票になり1年目から7.3%、7.5%、そして昨年は19.4%と票数を増やしているが米メディア「CBSスポーツ」は「ジョーンズは史上最高の守備的外野手の1人だ。それならばなぜ彼は殿堂入りの支持をもっと得ていないのか?」とのタイトルで、殿堂入りに相応しい人材であることを紹介している。

 過去に通算2460安打、580盗塁をマークしたオジー・スミス氏、通算268本塁打を放ったブルックス・ロビンソン氏が1回目の投票で殿堂入りしたことを言及し「これは彼らが広く史上最高の守備力を持った選手であると考えられていたからだ」と指摘。

 打撃、そして守備も実績をあげるジョーンズ氏が「史上最高の守備力を持った外野手であり、史上最高の守備力を持った選手の1人であるかもしれない」と殿堂入りを猛プッシュ。一方でマイナス要素としては、通算打率が.254とスミスより低く2000本安打にも届いていないことを上げている。

 それでも過去に守備の名手たちも殿堂入りしたことがあるだけに「ジョーンズの守備に関して適切な文脈が置かれることを望む」と、再評価されることを願っていた。

【動画】楽天時代は打撃専門も… 横っ飛び、背走キャッチと好守を連発したメジャー時代にジョーンズが見せた美技集

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