中日8年ぶりAクラスも「なんちゃって。むしろ怖い」 京田が感じる来季への危機感

中日・京田陽太【写真:荒川祐史】
中日・京田陽太【写真:荒川祐史】

シーズン終盤の好調ぶり「なぜか全部がうまくいっているような感じ」

 中日は今季リーグ3位で終え、8年ぶりにAクラス入りを果たした。低迷期から脱却の兆しが見えたようにも思えるが、多くの選手たちには実感がないという。今季から選手会長を務め、遊撃のレギュラーとして全120試合に出場した京田陽太内野手は、危機感すら感じている。

 シーズン序盤は苦しい戦いが続いた中日は、夏場に入ると攻勢に。相次ぐ完投劇を演じたエース大野雄や、福、祖父江、R・マルティネスの「勝利の方程式」ら投手陣の奮闘もあり、一時は2位に。最終的には3位となったものの、2013年から続いてきたBクラスの歴史に終止符を打った。

 上昇気配が漂いつつあるのは確かだが「シーズン終盤なんかは、なぜか全部がうまくいっているような感じでした。不思議な勝ちが多かった」と京田は振り返る。さらにコロナ禍の影響で、セ・リーグはクライマックスシリーズが開催されたかった影響も大きかった。

多くの若手が初めて経験するAクラス「手応えというより…」

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