鷹・和田毅、39歳でも5000万円増の1.5億円で2年契約 残る「松坂世代」はあと2人

会見に臨んだソフトバンク・和田毅【写真:代表撮影】
会見に臨んだソフトバンク・和田毅【写真:代表撮影】

「1年間しっかりフルで投げることには挑戦していきたい」

 ソフトバンクの和田毅投手が25日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5000万円増の1億5000万円でサインした。39歳のベテランだが、来季から新たに2年の複数年契約を結んだ。(金額は推定)

 2018年に左肩の故障のため1軍登板なしに終わった和田だったが、今季は完全復活。開幕ローテ入りを果たすと、16試合に先発して8勝1敗、防御率2.94と好成績を残した。8勝は最多勝に輝いた千賀滉大、石川柊太、9勝の東浜巨に次ぐチーム4位の勝ち星だった。

 離脱なく1年間を戦い抜いた和田は「昨年のような大きな離脱、どこか痛くなって抹消というのはなかった。開幕から先発で投げることができた」と振り返りつつも「間を空けて投げることがあったので、個人的にはそういうことなく1年間しっかり、フルで投げることには挑戦していきたい」と意気込みを語っていた。

 2018年オフには4億円から3億円ダウンという大幅な減額を受けていた和田だが、そこから再びの昇給に。今季で阪神の藤川球児投手や楽天の久保裕也投手、渡辺直人内野手が現役を引退。同じ“松坂世代”の現役選手は西武の松坂大輔投手と2人だけ。40歳を迎えるベテランながら、更なる飛躍に意欲を見せていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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