猛牛戦士の勇姿がいま再び…「近鉄」の歴史振り返る特別展示が野球殿堂博物館で開催

「近鉄」の歴史振り返る特別展示が野球殿堂博物館で開催【画像提供・野球殿堂博物館】
「近鉄」の歴史振り返る特別展示が野球殿堂博物館で開催【画像提供・野球殿堂博物館】

12月24日から来年4月4日まで 故・仰木彬監督のサイン入り帽子など並ぶ

 野球殿堂博物館では、24日からイベントホールで特別展示「近鉄バファローズ 猛牛戦士たちの記憶」が開催されている。終了予定は来年4月4日。

 同館は、1959年6月に日本初の野球専門博物館として開館。現在は東京ドームに移転し、野球界の発展に貢献し功労者として表彰された「野球殿堂入りの人々」の肖像レリーフを掲額しているほか、プロ・アマを問わず野球の歴史資料から話題性の高い資料を数多く収蔵・展示している。

 同展では、野茂英雄氏やイチロー氏など多くの日本人メジャーリーガーを指導した名伯楽である故・仰木彬監督のサイン入り帽子や、2001年9月26日に放った「代打逆転サヨナラ優勝決定ホームラン」が今も野球界の伝説となっている北川博敏氏(現阪神コーチ)の当時のユニホームを展示。その他にも、球団旗や猛牛戦士たちが使用したバットやグラブなど約40点が並ぶ。

 近鉄球団は1950年に「近鉄パールス」として誕生。1959年に「近鉄バファロー」、1962年から「近鉄バファローズ」に変更。さらに「大阪近鉄バファローズ」を経て2004年にオリックス球団と合併し、近鉄球団の歴史は幕を下ろした。

 1979年に初のリーグ制覇。1888年には「10.19」の悲劇。2001年には2年連続最下位からのリーグ制覇を果たすなど、猛牛戦士たちの伝説は今もなお語り継がれている。同展で歴史の一端を感じてみてはいかがだろうか。

(「パ・リーグインサイト」清水悠太)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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