イチローはマリナーズ歴代最高の「51」 殿堂入り300勝左腕を抑え球団が選出

現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】
現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:Getty Images】

「18」では岩隈久志氏が、「96」ではマック鈴木氏も選出

 マリナーズ公式サイトは28日(日本時間29日)、「各背番号をつけた最高のマリナーズ選手」と題し、各背番号で最も活躍した選手を特集。背番号「51」は日米通算4367安打を放ったイチロー氏(現球団会長付特別補佐兼インストラクター)が選出された。

 記事では背番号「00」から順に最も活躍した選手を紹介。日本人選手では「18」で2012年から7シーズン在籍し、日本人投手2人目となるノーヒットノーランを記録した岩隈久志氏、「96」では日本人選手3人目のメジャーリーガーとなったマック鈴木氏が選出されている。その中でも際立つのはやはり2001年から12年途中、18年から19年の引退まで「51」を背負ったイチロー氏だ。

 マリナーズの「51」といえば、イチロー氏の前に通算303勝を誇り米国野球殿堂入りも果たしているランディ・ジョンソン氏が有名だが、記事ではイチロー氏の選出理由について、「殿堂入りのランディ・ジョンソンに勝つのは至難であるが、イチローの方がシアトルでのキャリアが長く、通算bWARが高い(イチロー56.2、ジョンソン39.0)」ことを上げ、マリナーズ在籍中にオールスター選出、ゴールドグラブ賞ともに10度を記録した日本のヒットメーカーの功績を称えている。

 さらには「資格を得た時、クーパーズタウン行きになることは確実である」と、将来の米国野球殿堂入りに対しても疑いないものと述べている。

 04年にはシーズン最多安打記録となる262安打を放つなど、数々の金字塔を打ち立てたイチロー氏。その活躍は、これからもシアトルのファンの脳裏に焼き付いていることだろう。

(Full-Count編集部)

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