日本シリーズ4連覇のホークス チーム防御率12球団唯一2点台、王者の所以は…【投手編】

東浜巨、和田毅は復活のシーズンに

 今季開幕投手を務めた東浜巨投手は、序盤こそなかなか勝ち星に恵まれなかったものの、9月10日の楽天戦以降、自身7連勝を記録。激しい首位争いの渦中、勝負強い投球でチームの力になった。最高勝率と最優秀防御率のタイトルを懸けた自身最後の登板で打ち込まれ、惜しくも2桁勝利を逃したものの、19試合9勝2敗、防御率2.34の好成績で、昨季わずか2勝からの復活を果たした。

 ベテランでは、和田毅投手の活躍が光った。順調な調整で開幕ローテーションに入ると、39歳とは思えないキレのある真っ直ぐを中心に安定した投球を継続し、16試合8勝1敗、防御率2.94の活躍。プロ18年目で初めての「リーグ優勝決定試合登板」となった10月27日のロッテ戦では、6回8奪三振無失点の好投で勝利投手に輝いた。

 新戦力の存在も忘れてはならない。ムーア投手は、メジャー通算54勝の実績を引っ提げて来日。途中離脱こそあったものの、6勝をマークして先発ローテを支えた。常時150キロ付近の力強い直球と安定したコントロールはさすがメジャー級。ミスからの失点を引きずらないなど、クレバーな投球も印象的だった。11月24日に行われた巨人との「SMBC日本シリーズ2020」第3戦での7回ノーヒットピッチングも記憶に新しいだろう。

印象的な活躍を見せた「イケメン」必勝リレー

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