菅野智之は「2、3年準備してきた」 クロマティ氏が明かす挑戦の“舞台裏”

巨人・菅野智之(左)とクロマティ氏【写真提供:読売巨人軍】
巨人・菅野智之(左)とクロマティ氏【写真提供:読売巨人軍】

「私達は2年ほど一緒に過ごして、彼とは何度も話をした」

 ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を目指している巨人の菅野智之投手。複数のメジャー球団が獲得に動いているとされ、交渉期限の米東部時間7日17時(日本時間8日7時)までにどう事態が動くか注目される。

 米メディアの間でも菅野の動向は注目を集めている。MLB公式ラジオ局「MLBネットワークラジオ」では、今季、巨人のアドバイザーを務めたウォーレン・クロマティ氏が菅野ついてコメント。右腕の特徴などを語っている。

「MLBネットワークラジオ」の番組「The Leadoff Spot」に出演したクロマティ氏。「彼はMLBに来ることをかなり長い間、望んでいた。私達は2年ほど一緒に過ごして、彼とは何度も話をした。日本で、何度かMLBの試合も(テレビで)一緒に見た。彼はジャスティン・バーランダーとヤンキースのコールが大好きだ」と明かしている。

 2019年途中からチームで指導にあたっていたクロマティ氏は菅野の思いに何度も触れてきたようで「彼は少し英語を話せるし、ここ2、3年、メジャーに来る準備をしてきた。彼はアメリカのスタイルが好きで、世界のベストプレーヤーとプレーしたいと思っていた」とも語っている。

 また、同氏は「メジャーに適応するために、どのような調節をしないといけないかも私達は話したよ。ストライクゾーンやボールの違いなどで、初めは、多くの投手が苦しむからね。日本のラインナップの中で、彼に問題を与えるのは、2人(の打者)ぐらいしかいないけど、それが、メジャーだと7人から8人ぐらいいるかもしれない。彼はこのようなことを理解して対応する準備をしてきた」とも語り、メジャーで戦う上で必要になることを菅野と話し合っていたことも明かす。

 現時点で菅野の来季の所属先は決まっていないが、クロマティ氏は「どのようなチームに所属するかにもよるけど、12~15勝くらいするんじゃないかな」と予想。さらに「そして、7~8イニングを投げることを期待することも出来る。日本の投手はスタミナがあることを誇りに思っているからね。そんな感じで、彼はメジャーリーグの球団では3番手の投手になると思う」と語っている。

(Full-Count編集部)

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