メジャー移籍叶わず発奮? 残留して好成績の選手も…日ハム西川の21年を占う

日本ハム・西川遥輝【写真:石川加奈子】
日本ハム・西川遥輝【写真:石川加奈子】

2019年オフにメジャー挑戦断念の菊池涼介 昨季は守備で快挙達成

 日本ハムは3日、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた西川遥輝外野手が、契約交渉期限の米国東海岸時間2日午後5時(日本時間3日午前7時)までに契約合意に至らず、不成立となったことを発表した。西川は、日本ハムの契約保留選手として公示されており、残留が決定的に。メジャー移籍がお預けになったことは、発奮材料になるのか。過去にもポスティング申請しながら移籍に至らなかった選手はどうだったのか振り返ってみたい。

○2019年オフ 菊池涼介(広島)
 ポスティング申請するも、移籍市場の状況などを鑑みて12月中に断念。広島と4年契約を結び、迎えた2020年は二塁手としては史上初めてとなる守備率10割を達成した。3年ぶり2度目のベストナインに選ばれ、8年連続でゴールデングラブ賞を受賞した。

○2011年オフ 中島裕之(西武)
 ポスティングを申請してヤンキースが交渉権を獲得するも、契約成立には至らず。翌2012年は6月に月間MVPを受賞。首位打者争いを繰り広げた。終盤に失速したものの、136試合に出場して13本塁打、74打点、打率.311をマーク。そのオフに海外FA権を行使してアスレチックスと契約した。

○2011年オフ 真田裕貴(横浜)
 2009年から3年連続で50試合以上に登板し、2011年オフにメジャー挑戦を表明。しかし米球団から入札はなく、自由契約となって巨人に4年ぶりに復帰。2012年はわずか1試合登板にとどまり、そのオフに戦力外通告を受けた。

大塚晶文はトレード移籍で中日で活躍 2度目のポスティングでパドレスへ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY