スカウトは「やんちゃそうな子」も… 恩師が明かす楽天ドラ2最速156キロ高田の素顔

高田へのアドバイス「緩急つけて。カーブに磨きを」

「そのお陰もあって、高田は“無事これ名馬”で肩や肘を故障したことがありません」と青木氏。「たとえば私が高田に『体重移動がスムーズにできていないぞ』とアドバイスした時も、彼はとっくに自分の投球フォームを動画で見て認識済みで、既に改善へ向けて試行錯誤をしていた。実に探求心が旺盛です」と称える。

 プロ1年目から活躍が楽しみだが、富士大監督時代に西武の山川や外崎、多和田、広島の中村恭、法大監督就任後も広島の宇草、ロッテの福田光ら数多くのプロ選手を育ててきた青木氏の目からみると、やはり課題も残る。

 高田は自慢の快速球を軸に、カットボール、スプリットなど曲がりの小さな変化球で仕留めるタイプ。青木氏は「プロでは相手打者のレベルが上がるので、もっと遅い球を覚えて、ストレートとの緩急をつけてほしい」と要望する。「もともとカーブも投げられるので、磨きをかけてほしい。明大から広島入りして新人王に輝いた森下君が活躍できたのも、あのカーブがあるからだと思います」と語った。

「しっかりしている子なので、最初に少し打たれることがあったとしても、落ち着いて自分のペースで成長していってほしいです」と青木氏。恩師の視線を背中に受ける高田は「まずは開幕1軍を勝ち取り、1年間チームの戦力として貢献していきたい」という目標を掲げる。10日からは仙台市内で新人合同自主トレがスタート。培ってきた土台をもとに、プロの世界で飛躍していく。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY