FA注目リアム・ヘンドリックスが最大4年、総額56億円でWソックスへ 澤村去就に影響か

ホワイトソックスとの合意が伝えられたリアム・ヘンドリックス【写真:AP】
ホワイトソックスとの合意が伝えられたリアム・ヘンドリックス【写真:AP】

3年約40億円の基本契約プラス4年目は球団にオプション権利

 アスレチックスからFAとなっていたリアム・ヘンドリックス投手が12日(日本時間13日)、ホワイトソックスと最大4年5400万ドル(約56億円)で契約合意したと、複数の米メディアが報じた。

 31歳のリアム・ヘンドリックスは昨季24試合で14セーブ、防御率1.78を記録。リーグで最高のリリーバーに贈られる「マリアーノ・リベラ賞」を受賞するなど、メジャーを代表するクローザーとして活躍している。

 米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は「彼には5400万ドルが保証されている。バイアウトはオプションと同じ額だ。つまり、彼ははじめの3年で3900万ドルを手にし、もしホワイトソックスがオプションを破棄したら、その期間追加で1500万ドルを得る。もしホワイトソックスがオプションを行使したら、4年で5400万ドルだ」と投稿。

 ヘンドリックスの契約は最初の3年間は平均年俸1300万ドル(約13億5000万円)であるも、4年目に球団が契約更新のオプションを行使した場合は4年5400万ドルの契約となり、オプションを破棄した場合でもバイアウトとして同額の1500万ドルが支払われるという。

 昨季12年ぶりのポストシーズン進出を果たしたホワイトソックスは、今オフはレンジャーズからランス・リン投手を獲得するなど積極補強を展開している。田中将大投手やトレバー・バウアー投手などの先発投手に注目が集まる中、大物リリーバーのヘンドリックスの去就が決まったことで、海外FA権を行使しメジャー移籍を目指すロッテ・澤村拓一投手の動向にも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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