高津氏は10票、バース氏は6票足らず殿堂入り逃す… 競技者表彰の投票内訳は?

ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高津臣吾監督【写真:荒川祐史】

今年から新たに候補者となった山本昌氏は244票(68.2%)

 公益財団法人野球殿堂博物館は14日、「令和3年野球殿堂入り通知式」を開催。特別表彰ではアトランタ五輪日本代表監督・川島勝司氏、ノンフィクション作家・佐山和夫氏が殿堂入りを果たしたが、競技者表彰は該当者なしに終わった。競技者表彰がなかったのは、1998年以来23年ぶり。「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」の2部門となった2008年以降では初めて。

 野球殿堂入りは競技者表彰の「プレーヤー表彰」と「エキスパート表彰」の2部門で選出。

「プレーヤー表彰」は、現役を引退したプロ野球選手で引退後5年以上経過すると殿堂入りの資格が発生し、その後15年間が選考対象となる。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(今年は361人)が投票し、有効投票数の75%以上を得票した人物が殿堂入りとなる。

 2年連続で該当者なしに終わった「プレーヤー表彰」は次点のヤクルト・高津臣吾監督が必要当選数269票に対し10票足りず259票(72.3%)だった。昨年も7票足りない259票(73.2%)で2年連続でわずかに足りなかった。 今年新たに候補者となった元中日の山本昌氏が次いで244票(68.2%)だった。

「エキスパート表彰」は現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で引退後6か月以上経過している人物、または現役を引退して21年以上経過したプロ野球選手が対象となる。殿堂入りした人物、競技者表彰員会の幹事と野球報道に関して30年以上の経験を持つ委員(今年は計138人)が投票し、有効投票数の75%以上得票した人物が殿堂入りする。

 ここでも該当者なしに終わり、次点では元阪神のランディ・バース氏が6票足りず95票(70.9%)、次いで掛布雅之氏が73票(54.5%)だった。

(Full-Count編集部)

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