ロッテ井口監督、殿堂入り川島氏を祝福 アトランタ五輪は「思い出深い大会」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

今岡1軍ヘッドコーチ「監督の期待に何とか応えたいという一心でした」

 公益財団法人野球殿堂博物館は14日、「令和3年野球殿堂入り通知式」を開催。特別表彰ではアトランタ五輪日本代表監督・川島勝司氏、ノンフィクション作家・佐山和夫氏が殿堂入りを果たした。

 1996年アトランタ五輪の日本代表監督を務め銀メダル獲得に導いた川島氏。当時のメンバーだったロッテ井口資仁監督は球団を通じ「野球殿堂入り、おめでとうございます。川島さんは凄く温厚で優しい方という印象が残っています。アトランタ五輪では私がショートで今岡1軍ヘッドと二遊間を組ませていただくなど、とても思い出深い大会です。メジャーに憧れを抱き、世界に行きたいと思うキッカケとなった大会でもあります。私も今岡ヘッドもマリーンズの指導者という立場に変わり、あの時の経験を活かしながら2021年はリーグ優勝が出来るチームを作り、野球界を盛り上げていきたいと思っています。この度は本当におめでとうございます」と祝福のメッセージを送った。

 また、今岡1軍ヘッドコーチも以下のコメントを発表した。

「野球殿堂入り、おめでとうございます。川島さんにはアトランタ五輪でとにかく我慢をして起用していただいたという思い出があります。結果がなかなか出ず、本来であれば自分以外の選手を選抜するという選択肢が当然あったはずですが私を信頼し日本代表に選んでいただきました。予選でも最初はなかなか期待に応えられませんでしたがそれでも試合に出してもらい当時、自分の中では監督の期待に何とか応えたいという一心でした。大会途中から、なんとか結果を出すことが出来てようやく監督の期待に応えることが出来たと喜んだことを今も鮮明に覚えています。アマチュア時代にあのような貴重な経験をさせていただけたのは川島さんのおかげです。今、私も指導者の立場となり当時の経験を活かしながら日々を過ごさせていただいています。本当におめでとうございます。」

(Full-Count編集部)

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