DeNAのドラフト1位は育っているか? 筒香&山崎を輩出も1軍出場ないまま去った選手も

DeNA・東克樹、今永昇太、浜口遥大(左から)【写真:荒川祐史】
DeNA・東克樹、今永昇太、浜口遥大(左から)【写真:荒川祐史】

2015年ドラフト1位の今永は2度の2桁勝利をマークして活躍

 筒香は2010年に入団すると、3年目の2012年にレギュラーに。DeNAの4番に成長して2016年には44本塁打110打点で2冠王を獲得した。2019年オフにポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦した。

 2014年のドラフト1位・山崎はルーキーイヤーから守護神を任され、5年連続で25セーブ超をマーク。2018年と2019年には2年連続で最多セーブのタイトルを獲得した。昨季は不振に苦しんだが、チームに与えた成果はとてつもなく大きい。

 2015年のドラフトで指名され、駒大から入団した今永昇太投手は1年目から8勝をマーク。2年目の2017年には初の2桁勝利となる11勝、2019年にも2桁13勝を挙げた。昨年に左肩手術を受けてリハビリ中だが、筒香、山崎に次ぐ成績をあげているドラフト1位だといえる。

 また、2016年の浜口遥大投手、2017年の東克樹投手、2018年の上茶谷大河投手がそれぞれルーキーイヤーから活躍したように、大卒ルーキーが1年目から戦力となるのもまた、DeNAの近年の特徴と言えるのではないだろうか。ただ、2年目以降は成績を落としており、今後の活躍が期待される。

 その一方で2013年の柿田裕太、2011年の北方悠誠と1軍出場が叶わないまま、チームを去ったドラ1も。12年を総合して見ると、2008年から2013年までの6年間に対し、2014年からの6年間でのドラフト1位指名では総じてチームを支える戦力を輩出している。

【表】活躍を数値化… 現行システムとなった08年ドラフト以降のDeNAドラ1を独自検証

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