DeNA三浦監督、ドラ1入江のボールに目細める「1位というだけのボール投げていた」

オンライン取材に臨んだDeNA・三浦監督【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】
オンライン取材に臨んだDeNA・三浦監督【写真提供:横浜DeNAベイスターズ】

三浦監督の目の前でドラ1入江とドラ5池谷がブルペン入り

 DeNAの三浦大輔新監督は16日、横須賀市内の2軍施設「DOCK」で行われた新人合同自主トレを視察した。この日はドラフト1位の入江大生投手(明大)と5位の池谷蒼大投手(ヤマハ)が揃ってブルペン入りし、指揮官の前で捕手を立たせ力のある球を投げ込んだ。

 入江は最速153キロを誇る右腕、池谷はやや変則的なフォームの21歳左腕で、ともに即戦力として期待されている。三浦監督は「経験のある投手がゆったり自分の状態を確認しながら投げているのに対し、ルーキーたちは力が入っていた」とし「1月のこの時期にしては、いい球を投げていた」と評した。

 DeNA投手陣では昨年、東が左肘のトミー・ジョン手術(内側側副靭帯再建術)、今永も左肩の手術を受け、今季の動向は不透明。特に入江には、開幕先発ローテの期待が大きい。

 春季キャンプ初日の2月1日に捕手を座らせるプランを描いているという入江に対し、指揮官は「バランス良く投げていたのが印象的。順調だと思う。今すぐ座らせられるくらいの勢いのボールを投げていた。1位というだけのボールを投げていたので楽しみ」と評価した。

 キャンプの1、2軍振り分けについては「まだ決まっていない。ドラフト1位ですから、早く見てみたいというのはあるが、彼の(今後の)自主トレの進み具合もある」と明言を避けた。池谷については「キレのあるボールを投げていた。昨年の都市対抗での投球をテレビの中継でみた通りの印象」と語った。

 入江と池谷は13日にそろって、チーム合流後初のブルペン入りを果たしていた。キャンプの1、2軍の振り分けは今後のスタッフミーティングで決まる。ルーキー2人の最初のアピールは功を奏するか。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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