ロッテ安田は“本物の4番”に成長できるか? 向上した変化球の対応と見つかった課題

ロッテ・安田尚憲の先発打順別成績【画像:(C)パ・リーグ インサイト】
ロッテ・安田尚憲の先発打順別成績【画像:(C)パ・リーグ インサイト】

ラストバッターを務めた試合では、また違った存在感を見せていた

 次に、昨季の安田が先発メンバーとして出場した打順と、その打撃成績について紹介。4番での出場が87試合と最も多く、必然的にその成績も昨季を通して記録した数字と類似したものに。とはいえ、打率、出塁率、長打率、OPSといった各種の数字は年間成績をいずれもわずかに上回っており、多少の差とはいえ、4番に対して一定の適正を示していたとは言えそうだ。

 ただ、先述の通りにシーズン最終盤には4番を外れて7番に回り、最終的には9番も経験。その9番という立ち位置では、2試合以上に出場した打順の中では最も優秀な数字を記録しており、中でも出塁率は.429と、まさに出色の数字を残した。11月5日のソフトバンク戦では2死満塁から点差を3点に広げる貴重な押し出し四球を選び、後続の荻野貴司の2点適時打につなげたように、粘り強く上位につなぐ役割を果たしていた。

 また、途中出場では4打数無安打と1安打も放つことができず、代打としては活躍を見せられなかった。早い段階でレギュラーに抜てきされたこともあり、そもそも代打としての出場機会自体が少なかったこともあるが、安田は3打席以上に立って真価を発揮するという見方もできる。

走者の有無によって打率には大きな変化が

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