ロッテのドラフト1位は育っているか? 3人がタイトル獲得、佐々木朗希ら続けるか

ロッテ・平沢大河(左)と佐々木千隼【写真:荒川祐史】
ロッテ・平沢大河(左)と佐々木千隼【写真:荒川祐史】

2015年の平沢、2016年の佐々木千はやや伸び悩んでいるか

 早大から入団した中村奨は1年目から主力としてプレーし、2018年からは正二塁手に。2018年にゴールデン・グラブ賞に輝いた。石川は満点の10点、そして、荻野と中村奨も9点という高得点となった。

 この3人の他にも2010年の伊志嶺翔太外野手や2011年の藤岡貴裕投手、2012年の松永昂大投手らもタイトル獲得歴はないものの、まずまずの出場試合数を誇り、1軍の戦力に。2017年の安田尚憲内野手は昨季、1軍での経験を積み、今季以降の飛躍が期待されている。

 伸び悩んでいるのが、2015年の平沢大河内野手と2016年の佐々木千隼投手。2018年に112試合に出場した平沢だが、その後は怪我もあり、出場機会が減少。昨季は1軍出場なしに終わった。佐々木千は1年目に15試合に登板したが、その後は登板が減っている。

 2018年には藤原恭太外野手、2019年には佐々木朗希投手と近年は高卒の有望株を指名。2人には、今季のドラ1ルーキー鈴木昭汰投手とともに、今後の飛躍が期待される。12年間を見ると、タイトル獲得者が3人と上々の成果を見せているロッテのドラフト1位。合計点でも50点(満点は120点)と、高得点をマークしている。

【表】活躍を数値化… 現行システムとなった08年ドラフト以降のロッテドラ1を独自検証

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