日本ハムのドラフト1位は育っているか? “メジャーリーガー”2人誕生も成果は…

2008年の大野奨太も長らく主力捕手としてチームを支えた

 今回は昨季、パ・リーグで5位に沈んだ日本ハムだ。日本ハムは例年、その年のNo1選手に入札する方針を打ち出しており、2011年には巨人以外ならば浪人を公言していた菅野智之投手を、2012年にはメジャーリーグ挑戦を希望していた大谷翔平投手を強行指名したり、と特徴的な指名を見せてきた。

 では、そのドラフトが2008年以降、12年間でどれほどの成果を残しているか、見ていこう。高い成果をあげたのは2012年の大谷と2014年の有原航平投手だろう。

 大谷に関してはもはや説明不要なほど。強行指名し入団に漕ぎ着けると、二刀流として一世を風靡した。2015年には15勝をマークして最多勝、最優秀防御率、最高勝率のタイトルを獲得。2016年には投手として10勝、打者としても打率.322、22本塁打を放ち、チームをリーグ優勝に導いた。MVPにも輝き、2018年からはエンゼルスでプレーしている。大谷は文句なしの10点満点と言えるだろう。

 2014年に早大から加入した有原はルーキーイヤーから先発ローテの一角を担い、8勝をマークし新人王に。その後も主に先発としてチームを支え、2019年には最多勝のタイトルを獲得した。今オフにポスティングシステムを利用してレンジャーズへの移籍が決まり、今季からはメジャーリーガーとして再スタートを切る。

斎藤佑樹は今季が11年目、清宮幸太郎もそろそろ覚醒してもらいたい

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