DeNA山崎康晃が初のキャンプ2軍スタート 三浦監督「いつまでというのはない」

DeNA・山崎康晃【写真:津高良和】
DeNA・山崎康晃【写真:津高良和】

「優勝するために必要な投手。状態を上げてもらわないと」

 DeNAは25日、2月1日から行う春季キャンプの1、2軍メンバーの振り分けを発表した。新人選手ではドラフト1位の入江大生投手(明大)、同2位の牧秀悟内野手(中大)、同5位の池谷蒼大投手(ヤマハ)の3選手が1軍スタートする。一方、守護神奪回に燃える山崎康晃投手はプロ7年目で初のキャンプ2軍スタートなった。

 山崎は昨季開幕から精彩を欠き、7月下旬に中継ぎに配置転換。10月にはプロ入り後初めて不振での2軍再調整もあった。40試合登板、0勝3敗6セーブ、8ホールド、防御率5.68。不本意なシーズンを送り、今オフはプロ初の正月返上でハイペース調整していた。三浦監督は1月中旬に山崎本人と会談。この日のオンライン取材でキャンプ2軍スタートとした意図を説明した。

「1度状態を上げてもらいたい意図もある。状態を上げてもらわないと困る。嘉手納で集中して自分の状態を上げてもらいたい。本人とも話をして、優勝するために必要な投手ですし、状態を上げてもらわないと困ると話をした」

「この日に合わせてくれ、ということもないと言いました。監督、コーチが判断して(1軍合流は)決めていく。自分の球を取り戻して欲しいと伝えました。どのタイミングで呼ぶかは伝えてません。状態が上がってきた時に判断します」

 春季キャンプは1軍がアトムホームスタジアム宜野湾で2月28日までで、紅白戦、練習試合、オープン戦は10試合を予定している。2軍は沖縄・嘉手納町の嘉手納野球場で26日まで行う。「自主トレも順調に進んでいるみたいですし、どこかが悪いということはないです。1軍でという話もあったが、嘉手納スタートで行くと決めさせてもらった」と語った三浦監督。守護神奪回へ、2軍から巻き返しをかけたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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