鷹・小久保ヘッドがいきなり過酷指令! 野手は1日1000スイング超がノルマ

コーチ会議に臨んだ小久保ヘッドコーチ【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】
コーチ会議に臨んだ小久保ヘッドコーチ【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

工藤監督が明かす「野手の方は1日1000スイングをノルマ、と聞いています」

 ソフトバンクは28日、本拠地PayPayドームで工藤公康監督や小久保裕紀ヘッドコーチらコーチ陣、スタッフらが集まって監督・コーチ会議を行い、2月1日から始まる春季キャンプの組分けなどを決めた。千賀滉大投手、柳田悠岐外野手、周東佑京内野手らの主力がA組から外れる一方で、4年目の増田珠内野手らがA組に抜擢された。

 今季のソフトバンクは、元侍ジャパン監督で球団OBの小久保裕紀氏がヘッドコーチに就任。2012年に現役を引退し、9年ぶりの復帰となった。現役時代にはそのひたむきな姿勢でチームを牽引してきたチームリーダーで、その小久保氏がコーチとしてどう野手を育てるかも今年のキャンプの注目ポイントとなる。

 監督・コーチ会議を終えた工藤公康監督は「野手は小久保ヘッドコーチにほぼ任せています。野手の方は1日1000スイングをノルマにしてやっていきたいと思います、というのは聞いています」と明かす。小久保ヘッドから野手には「1日1000スイング」の過酷なノルマが課されることになるという。

 5年連続の日本一を狙うソフトバンク。他球団との競争はもちろんのこと、チーム内の熾烈な競争に打ち勝たないことには、公式戦の舞台に立つことも叶わない。出番を勝ち取るには練習あるのみ。現役時代の小久保ヘッドコーチの姿勢が色濃く反映された“ノルマ”と言える。

 若い野手の台頭はチームにとっての課題でもあるだけに、工藤監督は「ホークスはレギュラーの選手が頑張っているところもありますけど、育成していくことも掲げている。レギュラーの人たちより若い人たちに振り込んで、上を目指してもらおうというところがあるんじゃないかな、と思います」と、小久保ヘッドコーチの思いを代弁する。今年のソフトバンクのキャンプは、小久保ヘッドコーチの下で、これまで以上に振って、振って、振りまくるキャンプになりそうだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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