注目は最速157キロ右腕&“ポスト松田”争い 鷹キャンプA組で期待の若手は?

ソフトバンクのリチャード(左)と増田珠【写真:藤浦一都、福谷佑介】
ソフトバンクのリチャード(左)と増田珠【写真:藤浦一都、福谷佑介】

増田、リチャード、谷川原ら野手にも期待したい若手が豊富

 2021年のキャンプインまで残すところ2日ほど。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当面の間は無観客での実施となる12球団の春季キャンプだが、各球団は続々とキャンプインの1、2軍の組み分けを発表している。

 2年連続でのパ・リーグ優勝、5年連続の日本一を狙うソフトバンクは28日にキャンプの組み分けを発表。主力が集うA組には33人が名を連ねたものの、ルーキーの名前はなし。その中でA組に抜擢された、今季期待の若手をピックアップしてみよう。

○杉山一樹投手
 2018年のドラフト2位で三菱重工広島から入団した大器。昨季は1軍で11試合に先発し、自己最速タイとなる157キロもマークした。千賀滉大投手が絶賛したようにそのポテンシャルは随一。今季は覚醒が期待される。

○谷川原健太捕手
 2015年のドラフト3位で入団した打撃が売りの捕手。本職だけでなく内野手、外野手でもプレーし、出場のチャンスを伺う。オフは柳田悠岐外野手の自主トレに参加。そのバッティングに大きな期待を寄せられている選手だ。

○増田珠内野手
 今春キャンプで最もサプライズだったA組抜擢選手がこの増田だろうか。2017年のドラフト3位で横浜高から入団し、今季が4年目。2019年オフに右手首の手術を受け、昨季は2軍戦でも8試合の出場にとどまった。ただ、そのバッティングと元気の良さは魅力的。“ポスト松田”候補としてアピールできるか。

○リチャード内野手
 昨季の開幕前に育成選手から支配下に昇格した未完の大砲。昨季は結局1軍出場はなかったものの、2軍では本塁打、打点の2冠王となった。小久保裕紀ヘッドコーチが名前を挙げて期待するスラッガーで、キャンプでのアピールを期待したい。

○三森大貴内野手
 2016年のドラフト4位で青森山田高から入団し、今季が5年目となる内野手。広角に打ち分ける打撃に加え、一発もあるパンチ力も魅力だ。昨季は1軍で24試合に出場し、2軍では首位打者と最高出塁率に。キャンプA組で二塁をはじめとする内野争いに挑む。

(Full-Count編集部)

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