育成選手制度【意外と知らない野球用語】
育成選手制度
支配下選手枠(1球団70人)のほかに、育成を目的として選手を保有できる制度。2005年秋に新たに設けられた。パ・リーグでは2020年シーズン、ソフトバンクの育成出身選手が大活躍。千賀滉大投手は最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の「3冠」、石川柊太投手は最多勝利と最高勝率の「2冠」、モイネロ投手は最優秀中継ぎ、周東佑京内野手は盗塁王に輝いた。
育成契約の選手は以下の条件がある。
・1軍の公式戦への出場はできない。2軍の試合には1試合につき5名まで出場可。
・背番号は3桁。最低年俸は240万円。
・契約期間は最長3年。ただし、4年目以降は1度自由契約になり、再度契約することは可。
・シーズンの支配下登録は7月末まで可能。ただし、シーズン中に支配下選手から育成契約に変更することは認められていない。