MLB公式が注目する2月の大型移籍 近年ではダルビッシュ、マチャド…過去に野茂も

ドジャースなどで活躍した野茂英雄氏【写真:Getty Images】
ドジャースなどで活躍した野茂英雄氏【写真:Getty Images】

野茂英雄も1995年2月にドジャースとマイナー契約「多くの日本人選手への道を開いた」

 日本では2月1日から春季キャンプが始まりシーズンに向けた戦いがスタートした。メジャーリーグでは今オフの目玉となっているトレバー・バウアー投手などFA選手たちの所属先が決まっていない。MLB公式サイトは過去の大物選手の契約に注目し「名の知れたFA選手が2月に契約を結ぶ可能性がある」と指摘している。

 活発に市場が動き出すシーズンオフの12月、1月に選手の移籍が決まる場合が多いがMLB公式サイトは「最大級のFA契約は全部12月のウインターミーティングで起こると思っていた? 考え直そう」とし、キャンプ直前の2月に結ばれたMLB最大のFA契約を振り返っている。

 2018年には2月13日(日本時間14日)にダルビッシュ有投手がカブスと6年1億2600万ドル(約134億8200万円)、同19日(同20日)にはエリック・ホズマー内野手がパドレスと8年1億4400万ドル(約151億円)、さらに同26日(同27日)にはJD・マルティネス外野手がレッドソックスと5年1億1000万ドル(約115億円)の契約が成立。

 2019年にはマニー・マチャド内野手もパドレスと10年3億ドル(約314億円)と近年は2月に注目の選手たちの新天地が決まることに言及し「実のところ、MLBのFAの歴史において、金額の面においてもインパクトの面においても、注目に値する2月契約がたくさんある。今年もバウアーやオズナなど名の知れたFA選手が2月に大型契約を結ぶ可能性がある」と伝えている。

 日本人ではダルビッシュ以外にも日本人メジャーのパイオニア・野茂英雄氏も1995年2月13日に200万ドル(約2億1000万円)でドジャースとマイナー契約を結んでいる。野茂の移籍については「彼は“トルネード”というあだ名を得た独特のフォームでナ・リーグ最多の206奪三振と同2位の防御率2.54を記録した。彼はオールスターでも先発して2イニングを無失点に抑え、シーズン後にはナ・リーグの新人王に輝いた。ノモのメジャーでの成功は多くの日本人選手への道を開いた」と、先駆者の活躍を称えていた。

(Full-Count編集部)

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