大谷の元同僚シモンズ、コロナ禍で「精神的に参ってしまった」 鬱病であることを告白

「すべてを閉じ込めておく必要はない」などとメッセージも発信

 五輪で通算23個の金メダルを獲得した競泳のマイケル・フェルプス氏ら、鬱病に苦しんでいることを公表したトップアスリートはいる。2日(同3日)、ESPNはジャイアンツのドリュー・ロビンソン外野手が昨年4月に自殺を図ったことについて語った話を公開している。

 ブリティッシュ・コロンビア大学で心理療法プログラム長を務めるジョン・オグロドニッチ医師によると、シモンズのようなアスリートが自身の話をすればするほど、多くの人が助けを得られるという。

 オグロドニッチ氏は「アスリートは社会の中で多くの人からロールモデルとして見られ、他の多くの人にはない開かれたプラットフォームを持っている。彼らの行動や言動は、一般人に大きな影響力を持ち得る。『鬱病に苦しんでいて、人生にも影響を及ぼしている』というアスリートにとって、正しい行いは勇気のいることだが世間に共有することだ。あなたが苦しんでいて助けが必要なら、誰かに知ってもらいなさい」とコメントしている。

 シモンズは、鬱病などに悩んでいる人に向けてメッセージも発信。他人からどう見られるかを気にして、助けを求めることに躊躇してしまう気持ちもわかる。しかし、同じような悩みを抱えている人は世の中に思った以上にたくさんいるとし、「あなたは1人じゃない。全てを閉じ込めておく必要はない。自分の感情を自由に打ち明けられる人を探せば、あなたを助けてくれる」と声を寄せている。

(Full-Count編集部)

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