鷹・工藤監督、シート打撃登板の4投手に満足げ 「投げている感じは悪くない」

練習を見守るソフトバンク・工藤公康監督【写真:代表撮影】
練習を見守るソフトバンク・工藤公康監督【写真:代表撮影】

ブルペンで148球熱投の石川には「しっかり投げていた」

 ソフトバンクの宮崎キャンプは5日、第2クールに突入。アーリーワークや投手が実際にマウンドに立って打者に投げるシート打撃も始まった。昨年まで室内練習場で行っていたアーリーワークは一部をメーン球場で実施した。

 例年にないメーン球場(アイビースタジアム)でのアーリーワーク。この日は上林誠知外野手、リチャード内野手らが参加し、三塁側から昇った朝日に照らされながら元気にバットを振り続けた。工藤公康監督は「晴れた日は外で打った方がいいんじゃないかということ。打てる時間も長くなるんでね。通常のアップは別の場所でやればいいと、コーチミーティングで決めました」と説明した。

 また、シート打撃には武田翔太、泉圭輔、大竹耕太郎、笠谷俊介の4投手が登板。打者2人ずつを相手に約10分間の投球を行った。

「打者に投げる感覚をしっかり養えれればいいかなと思います。選手個々に話を聞いたわけではないですが、投げている感じは悪くないかなと思います。今日は高かったなと思えばブルペンで低めに投げるでしょうし、コースが思ったようにいかなかったのならコースに投げる練習をしてみたりとか、打者に投げることで階段が1つ上がったんじゃないかなと思います」

 ブルペンでは、昨季最多勝と勝率第1位の2冠を手にした石川柊太投手が148球の熱投。実際に投球を見守っていた指揮官は「自主トレでやってこないことには球数も投げられない。彼自身が『もっとこうなりたい』と思うところもあるでしょうし、今年の目標として長いイニングを投げるというのがあるそうなので、しっかり投げていたなと思います」と評価した。

 全体練習後に行われた上林と栗原陵矢捕手の特打では、工藤監督、王貞治球団会長、城島健司球団会長付特別アドバイザー、小久保裕紀ヘッドコーチの4人が勢揃い。2人ずつ、少し距離を取って見守った。

 「上林君は自分のバッティングを見つめているんじゃないかなと思います。去年は引っ張り方向が多かったですが、レフト方向や左中間に強い打球が飛んでいましたね。コースに逆らわないで打っていくことで自分のバッティングを作ろうとしているのかなと思います」

 4人の“ホークスレジェンド”に見守られるという贅沢な特打も、このキャンプならではの光景だ。

【写真】栗原の特打を見守る“ホークスレジェンド”たち

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