ド軍移籍のバウアーがメッツファンに謝罪 “フライング誤報”に「全責任を」

ドジャースへの移籍が決定したトレバー・バウアー【写真:AP】
ドジャースへの移籍が決定したトレバー・バウアー【写真:AP】

正式発表前に自身のホームページ上でサイン入りのメッツ帽子が公開される…

 今オフFAの目玉として注目され、ドジャースと3年総額1億200万ドル(約107億5000万円)で合意したトレバー・バウアー投手がメッツファンに謝罪した。正式決定前に自身のホームページでサイン入りのメッツ帽子を公開し“ぬか喜び”させてしまったようだ。ニューヨークの地元メディア「SNY」が伝えている。

 バウアーの去就を巡ってはメッツとドジャースの2球団に絞られたことが米メディアで伝えられ5日(日本時間6日)の正式発表まで情報が錯そうしていた。最終的にドジャース移籍が発表されたがメッツファンはバウアーの入団を信じ切っていたようだ。

 なぜなら、バウアーのホームページ上には自身のサインが入ったメッツ帽子が……。これにはファンもメッツ入りの“フライング発表”と勘違い。これまでSNSなどで自身の進捗状況を発信してきたバウアーは正式発表と同時にプレゼント企画ができるよう複数の球団のグッズ写真を準備していたようだ。

 正式発表を前に誤ってメッツバージョンをアップしてしまったバウアーは「メッツファンの皆さん、私はあなた達に説明と謝罪をしなければいけません。全責任を負います」と平謝り。すぐさま“バウアーメッツ入り”がSNSで拡散されメッツファンは歓喜の声を上げていたが「どんな形であれ、あなた達のファンベースを誤解させたり、コケにしたりする意図は一切ありませんでした」と説明した。

 すでにグッズプレゼントに申し込んでしまったファンには今シーズンのドジャース対メッツ戦のチケットがあたるクジ引き権を用意し、ニューヨークを拠点に活動するNPO団体4つに各1万ドル(約105万円)を寄付する意向を明かしている。

 ただ、これで終わらないのがバウアーだった。メッツファンに向け「次にシティフィールドを訪れるときを楽しみにしています。そして皆さんの大声を直接聞けることを願っています」と“再会”を誓ったが「その声が私を応援するものでなかったとしても」と、野次も大歓迎することを約束していた。

【画像】バウアーを謝罪に追い込んだ “サイン入り”メッツ帽子の画像

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