中日、根尾の“猛打ショー”で白星発進 「立浪塾」効果抜群、三浦DeNAは初陣飾れず

「1番・遊撃」で先発出場し3安打と活躍した中日・根尾昂【写真:小西亮】
「1番・遊撃」で先発出場し3安打と活躍した中日・根尾昂【写真:小西亮】

「1番・遊撃」でスタメン、DeNAの上茶谷&浜口&砂田撃ち

 中日の根尾昂内野手が13日、Agreスタジアム北谷でのDeNAとの練習試合に「1番・遊撃」でスタメン。今季初の対外試合で、いきなり長短3安打をマークした。若手中心のオーダーで攻撃の起点となり、3-0の快勝に貢献した。

 先頭で迎えた第1打席でDeNAの先発・上茶谷から右前打を放つと、6回の第3打席では、浜口から左翼線への二塁打。先発ローテの一角として期待される両投手から快音を奏でた。さらに先頭で迎えた8回には、砂田から中前にポトリと落ちる当たりを放って“猛打ショー”と大暴れだった。

 3年目を迎えた今季。キャンプでは立浪和義臨時打撃コーチから連日手取り足取りの指導を受けてきた。その立浪氏は対外試合を前に「試合の中でどれだけタイミングをとれるかを見たい。タイミングがあえば自分のスイングはできるので」と期待していた。

「1打席目の初球から自分のスイングができるようにしたいです」と意気込んで臨んだ根尾。早速“立浪塾”の効果が出た形で、3年目の覚醒を予感させる最高の滑り出しとなった。

 試合は6回の根尾の二塁打からチャンスを作り、4番・石垣のタイムリー二塁打で2点を先制。8回には犠飛で根尾が生還して3点目。そのまま逃げ切り、就任3年目の与田ドラゴンズは白星スタートに。一方、今季から就任したDeNAの三浦大輔監督は“初陣”を飾れなかった。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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