楽天石井監督、前夜の地震の報は妻・木佐彩子さんから「できることを全力でやりたい」

楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】
楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】

「東京も揺れている、震源地は東北らしいと…」

 沖縄・金武町で春季キャンプを行っている楽天の石井一久GM兼監督が14日、前夜の午後11時過ぎに宮城県や福島県で震度6強の地震が発生したことに言及した。

 石井監督が最初に地震の発生を知ったのは妻でフリーアナウンサーの木佐彩子さんからの電話だったという。「東京の妻から電話がかかってきて、東京も揺れている、震源地は東北らしいという話を聞いて、すぐにチームのみんなで情報を共有し、連絡を取り合いました」と振り返る。

 球団職員とその家族に関しては立花陽三球団社長、選手や首脳陣の家族については石井監督が中心となって安否を確認し、「問題なかったのでホッとしています」と語った。

 地元の被害の大きさは把握しきれていない部分もあるだけに「僕たちは常に皆さんにいろんな声援をいただき、背中を押していただいていると感じている。皆さんに寄り添い、僕たちにできることは全力でやっていきたい」と強調した。

 今年は東日本大震災発生から10年の節目の年。気象庁によると、前夜の地震も10年前の余震と見られている。監督就任時に「2013年に楽天イーグルスが優勝した時の景色を、ファンの皆さんにもう1度、見せることが自分の使命」と語った石井監督だけに、地元に寄り添う準備はできている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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