田中将の復帰、菅野の残留は「驚きだった」 米メディア賛辞、今オフ勝者は「NPB」

楽天・田中将大(左)と巨人・菅野智之【写真:荒川祐史、読売巨人軍提供】
楽天・田中将大(左)と巨人・菅野智之【写真:荒川祐史、読売巨人軍提供】

田中将、菅野はFA市場でバウアーに次ぐ投手だったと指摘

 メジャーリーグのキャンプがいよいよスタートする。球春到来を前に、今オフの移籍市場の“勝者”と“敗者”を米メディアが選定。勝者の一つにNPBを挙げている。ヤンキースからFAになった田中将大投手が楽天復帰、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した菅野智之投手が巨人残留と、注目2投手が日本球界を選択したことを理由にしている。

 フランシスコ・リンドーア内野手のメッツ移籍、ノーラン・アレナド内野手のカージナルス移籍、パドレスの大型補強などが話題となったこのオフシーズン。米メディア「ザ・リンガー」はその動きを振り返り、「勝者」と「敗者」をいくつか紹介。勝者の一つに「NPB」を挙げた。

 記事は、今オフにFA市場に登場した投手で、ドジャースに移籍したトレバー・バウアー投手に次ぐ存在だったのが田中将大と菅野智之だったと指摘。最盛期から遠ざかっていない2投手がNPBに復帰、もしくは残留したことは「驚きだった」としている。

 近年は中堅クラスのFA選手が安定した契約を得るのが難しいこともあり、「NPB球団がMLBのベテラン選手にラブコールをより積極的に送っている」と説明。ぜいたく税の支払い避けようとMLB球団が魅力的なオファーを提示しなかったことで「(日本のエースナンバーを意味する)背番号18に相応しい2投手が、日本でプレーする時間が更に生まれたことを意味する」と伝えている。一方で2人は来オフもMLB球団からのオファーを検討することも可能であることにも言及した。

ダルビッシュらを獲得、大型補強のパドレスGMも「勝者」

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