鷹・小久保ヘッド、リハ組の柳田は調整一任「OP戦無安打でも使います」

ソフトバンク・小久保裕紀ヘッドコーチ【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・小久保裕紀ヘッドコーチ【写真:福谷佑介】

本番モードは3月16日のDeNA戦から「そこまで競争続く」

 2年連続のリーグ優勝、5年連続の日本一を狙う王者ソフトバンク。2月1日から宮崎市内で行う春季キャンプは18日から第5クールを迎える。このクールでは紅白戦が19日、20日と2試合予定されており、いよいよ本格的に“実戦モード”に突入していく。

 紅白戦に始まり、練習試合、そしてオープン戦と熾烈な競争がいよいよ始まる。開幕に向けた選手の絞り込み、ふるい落としについて小久保裕紀ヘッドコーチは「東京から帰ってきてからくらいの5試合が本番モードになるんで、そこまでは十分競争は続くと思いますね」と語り、3月16日のDeNAとのオープン戦まで若手の競争が続く考えを示す。

 実際、野手の残る枠は決して多くない。数少ない登録枠を多くの若手で奪い合うことになる。小久保ヘッドは「競争は激しいんで。この前、稲葉さんが来たけど、見に行ったのはサブグラウンドがメイン。そういう球団なんで、今いる選手たちも十分、分かっていると思う」という。

 現に柳田悠岐外野手や今宮健太内野手、高谷裕亮捕手がリハビリ組で調整し、まだジュリスベル・グラシアル内野手やアルフレド・デスパイネ外野手らも合流していない。「下にレギュラー確約の選手が控えているというね。枠は決まっているわけですから、悩むくらいのものを見せて欲しいと思いますね」と小久保ヘッドは語り、首脳陣を悩ませるほどの若手の突き上げに期待した。

 また、両アキレス腱のコンディション不良でリハビリ組で調整している柳田について小久保ヘッドコーチは「本人に任せているんで、自分が必要な試合数で。バッティング自体は全く問題ないので、あとは走れるようになるのを待つだけです。オープン戦ノーヒットでも使いますよ」と話しており、開幕まで調整を一任していること、オープン戦で結果が出なくとも開幕スタメンで起用することを明かしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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