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楽天の守護神松井、初登板の誤算と収穫… 思わぬ寒気、捕手との呼吸も合わず

2年ぶりに楽天の守護神に復帰する松井裕樹投手が18日、ロッテとの練習試合(沖縄・金武)で実戦初登板。6回に登場して1イニングを投げ、ドタバタしながらも1安打1四球無失点で終えた。チームの浮沈を決めるかもしれないキーマン。3月26日の公式戦開幕へ向けて、収穫はあったのだろうか。

18日の練習試合に登板した楽天・松井裕樹【写真:宮脇広久】
18日の練習試合に登板した楽天・松井裕樹【写真:宮脇広久】

全幅の信頼寄せる石井監督「黄信号ではない」

 また、この日バッテリーを組んだ相手は21歳の石原彪捕手。投げたい球種のサインがなかなか出なかったのか、1イニング中に2度もマウンドへ呼び寄せた。このあたりも、公式戦開幕前に確認しておくに越したことはない。

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 先頭打者の福田光に、この日最速の146キロ速球を左前へ運ばれ、続く安田には四球を与えた。菅野には右翼後方へ飛ばされ、タッチアップで走者が進塁。1死二、三塁のピンチを背負った。ここで左打者の高部をスライダーで空振り三振、続く右打者の山口も落ちる球で遊ゴロに仕留め、得点を許さなかったのはさすがだが、本人は「ブルペンと違い打者へ向かって投げると、やはり力んでしまった。まだまだです」と首を捻った。

 石井一久GM兼監督は「メカニック的には、右足を上げてから体重移動を始めるまでの間に“溜め”が足りなかった」と指摘。だが、「いいステップは踏めたと思う。この時期に初登板できたということは(開幕までに)まだ何回か登板して微調整していけるので、黄信号ではない。腕も振れていたし、結果や内容は気にしていない」と全幅の信頼を寄せている。

 一昨年に最多セーブのタイトルを獲得。昨年は自身の希望で先発に転向したものの結果が出ず、今季から新たに現場の指揮も執る石井監督と話し合い、抑え復帰を決めた経緯がある。今季の楽天は、先発投手陣に田中将大、涌井秀章、岸孝之、則本昂大、ドラフト1位ルーキー・早川隆久ら豪華な顔ぶれがズラリと並ぶだけに、抑えの松井が一昨年並みの安定感を示せば、8年ぶりのリーグ優勝へ一気に視界が開ける。背中にのしかかる責任は重大だ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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