田中将は「まだ準備運動の段階」 2回3失点投球に楽天・石井監督は泰然自若

楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】
楽天・石井一久GM兼監督【写真:荒川祐史】

開幕まで今後4~5試合の登板を予定しているという

 楽天は20日、日本ハムとの練習試合(沖縄・金武町)に3-6で敗れた。8年ぶりに復帰した田中将大投手が先発で実戦初登板。1回に中田に3ランを許し、2回を4安打3失点だった。石井一久GM兼監督は試合後、「順調に最初のステップを踏んでくれた。まだスタートラインに立つ前の準備運動の段階」などと振り返った。

 2回39球を投げて3失点。田中将の試運転に石井監督は満足げだった。「順調に最初のステップを踏んでくれた。最初から(結果は)気にしていません」。

 田中将は初回、連打で1死一、二塁のピンチを招き、昨季の打点王・中田に左中間越えの3ランを被弾した。さらに5番・大田にも左前打を浴びて4連打。それでも後続を断ち、2回は3人で抑えた。

「皆さん(メディア)がハードルを上げてスタートさせるので大変だと思う。いきなりスタートラインに立たせてヨーいドンをやらされても困る。(田中将にとっては)スタートラインに立つ前の準備運動の段階。(結果は)求めていない」。

 結果は二の次。指揮官はまず実戦マウンドに立ったことが大きな収穫だとし、今後4~5試合の登板を経て開幕を迎える青写真を描く。

「マウンドとかまだ色々なことにアジャストしていかないといけない。(今後の登板は)明日(21日)の体の状態確認して、本人と話をして決めたい」。田中将に寄せる信頼感は揺るがない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY