「テンポもキレも制球も良かった」石井監督も絶賛、楽天ドラ1早川に残る課題は?

石井監督「ローテに入れていきたいと思わせる、それだけの資格を持つ投手」

「しっかり腕を振れていたので、ストレートは走っていました。変化球もチェンジアップの状態は大丈夫だと思いましたが、カットボールの精度をさらに上げていければ」とは降板後の早川の弁。捕手の太田も「真っすぐが強くて、相手打者の反応を見ても差し込めていた」とストレートには手応えを得た様子だ。「最速155キロ」の触れ込みに偽りはない。

 石井一久GM兼監督は「テンポも、真っすぐのキレも、変化球のコントロールも良かった」とした上で、「変化球のキレは今後、もう1つか2つ段階が上がるはず」と評した。小山伸一郎投手コーチは「欲を言えば、もう少し真っすぐが多くてもよかった。全体的に変化球が多かったので、もっともっと真っすぐで押して、どれくらい通用するのか試してほしかった」と配球に注文も。

 早川自身は「太田さんのサインは結構カーブが多くて、緩急をつけることが重要だったのかなと思います」とその意図を汲み取っていた。太田も「球自体はいい球を投げているので、あとは捕手の引き出し方次第というか、意思疎通をしっかりして、球種の使い方をバッテリーで考えていきたい」と語った通り、研究の余地はあるのだろう。

 また4回2死一塁では、一塁走者の野村佑希内野手に悠々と二盗を許し、太田は送球することもできなかった。小山投手コーチは「早川の投げるタイミングがずっと一緒だったので、相手に計られていた」と指摘。「こういう細かい部分は、試合をやっていかないとわからない。1個1個かみ砕いていってほしい」と語った。

 とはいえ、実戦登坂として結果も内容も上々だったことは確か。石井監督は「今後も投げていかせたい、(開幕先発)ローテに入れていきたいと思わせる、それだけの資格を持つ投手だと改めて思いました」と称賛。早川は「おごることなく、ここからもう1段階上げて、(公式戦では)練習試合とまた違ったボールを投げられればと思います」とキッパリ。自分の力量はまだまだこんなものではないと、言いたげにも見えた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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