ダルビッシュの向上心は「素晴らしい」 勝負球を研究されたCY賞右腕が“脱帽”

パドレスのダルビッシュ有【写真:AP】
パドレスのダルビッシュ有【写真:AP】

ダルビッシュはビーバーのナックルカーブを研究、決め球とした

 パドレスのダルビッシュ有投手について、インディアンスのサイ・ヤング賞右腕、シェーン・ビーバーも称賛した。昨季のア・リーグ投手3冠右腕は、「ピッチング・ニンジャ」として知られる米投球分析家のロブ・フリードマン氏と対談。昨季中に自身の勝負球ナックルカーブを研究した右腕に舌を巻いている。

 フリードマン氏が自身のツイッターでビーバーとのオンライン対談動画を公開。ブリードマン氏はダルビッシュから「シェーン・ビーバーのナックルカーブの握りが分かる映像を持ってますか?」と聞かれ、投げ方についてもやり取り。その後、ダルビッシュはブルペンで試して、試合で使える球にしていったという。「他チームの選手のために力になってあげたことについてどう思う? 彼もトップレベルの投手だよね。素晴らしいことだと思わないかい?」とフリードマン氏から問われたビーバーは、こう答えている。

「ものすごく素晴らしいことだと思う。前にも言ったように、球界でプレーする投手たちからの力(知恵や技術)を借りるのは必要なことだと思う。野球というものは常に変わっていくものだから。成長しないといけない。自分の投球に何を足すことができるかということを知る必要がある」

 ビーバーの投げ方を研究した変化球はダルビッシュの決め球に。ビーバーは「昨年シカゴで彼が僕たちとの試合で先発したんだけど、彼は僕の同僚のマイク・フリーマンを僕のカーブで三振に仕留めたんだ」と敵軍としては手強い球となったようだ。それでも、変化球へ飽くなき探求心を持つ日本人右腕に感心しているようだ。

(Full-Count編集部)

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