アピール続ける鷹の育成左腕・大関が感じた成長 「支配下になれたら小結くらい」

3番手で登板したソフトバンク・大関友久【写真:福谷佑介】
3番手で登板したソフトバンク・大関友久【写真:福谷佑介】

支配下に向け「結果を出し続けていくことに意味がある」

■ソフトバンク 4-1 中日(オープン戦・3日・PayPayドーム)
 
 ソフトバンクの育成選手・大関友久投手が3日、中日とのオープン戦(PayPayドーム)で1回無失点の好投を見せた。8回に3番手としてマウンドに上がると、打者3人に対して2奪三振のパーフェクト投球。支配下登録に向けて着実に歩みを進めている。

 仙台大から育成ドラフト2位で入団して2年目。1メートル85、96キロしっかりとした体型のオーソドックスな左腕は、今キャンプの実戦練習でも注目を集めていた。本拠地PayPayドームでの対外試合登板は初。入場制限があるとはいえ有観客での試合に「雰囲気が全然違ったので、すごく緊張していた」という。

 マウンドに上がってすぐの投球練習で「投げている感覚がいつもと違っていたので、どうしようと思った」という。しかし、最後の1球で「思い切って腕を振ろう」と気持ちを切り替えた。「自分の気持ちをコントロールしようと取り組んできた成果が出たのかなと思います」とメンタル面での成長に手応えを感じたようだ。

 2奪三振で無失点という上々の結果に「ホッとしましたが、これを続けていくしかない。結果を出し続けていくことに意味があると思います」と大関。オープン戦の今後の登板については「まだ聞いていません」としながらも「一戦一戦で成長していけるようなスタンスで投げていきたい」と、これからも必死にアピールし続ける。

 姓は大関。「支配下になれたら小結くらいですかね」と、プロ野球界の“大関”を目指して今後も懸命に投げ続けていく。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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