山本&山岡の2枚看板、高卒2年目左腕に41歳ベテランも オリ開幕ローテを独自予想

オリックス・山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹、宮城大弥(左上から時計回り)【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸、山岡泰輔、田嶋大樹、宮城大弥(左上から時計回り)【写真:荒川祐史】

山本が山岡との開幕投手争いを制し、自身初の大役を務める

 3月26日のシーズン開幕まで1か月を切り、各球団の戦力状況が明らかになりつつある。主力は調整の最終段階に入り、開幕1軍入りを目指す選手はアピールのラストスパートを迎える。チームの開幕ダッシュに向け、重要になってくるのが先発投手の開幕ローテーション。オープン戦での結果次第で状況は変わるものの、現時点での各球団の6枚を占ってみたい。今回は、2年連続最下位から巻き返しを狙うオリックスを取り上げる。

○開幕ローテ予想(昨季成績)
山本由伸(18試合8勝4敗、防御率2.20)
山岡泰輔(12試合4勝5敗、防御率2.60)
田嶋大樹(20試合4勝6敗、防御率4.05)
山崎福也(15試合5勝5敗、防御率4.50)
宮城大弥(3試合1勝0敗、防御率3.94)
能見篤史(34試合1勝0敗、防御率4.74)※阪神時代の成績

 チームが誇るダブルエースの山本、山岡が今季も投手陣の鍵を握る。春季キャンプでは開幕投手争いを続けていたが山本が自身初の大役を務めることが決定。紅白戦、練習試合でも好投を続けており、現状は開幕に向け問題ない。球界を代表する右腕に成長したが2桁勝利を挙げたことはなく、1年間フル回転の活躍が期待される。

 3年連続の開幕投手は逃した山岡だが2月27日のソフトバンク戦では最速150キロをマークするなど絶好調。昨季は左脇腹の怪我などもあり4勝に終わったがオフに体重増加に成功するなど、今シーズンは昨季の悔しさを晴らし山本と共に2枚看板としてチームを勝利に導く。

 山本、山岡の両右腕に続くのは昨季20試合に登板した田嶋、自己最多の5勝を挙げた山崎福が候補に上がる。田嶋は2日ロッテとのオープン戦に先発し4回1失点と順調な仕上がりを見せると、山崎福も3日の同戦で4回2失点とまずまずの結果を残している。

 大きな期待が込められているのは昨季ルーキーイヤーで初勝利を挙げた宮城。直球、スライダーに加え、新球種のフォークに着手し実戦でも好投を見せている。オープン戦での結果次第になるが開幕ローテ入りも問題ないだろう。ここにリリーフとの両にらみの41歳コーチ兼任のベテラン能見、張奕、榊原、サブマリンのルーキー中川颯らもローテ入りを狙う形になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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