対左腕打率10割発進、三振大幅減 大谷翔平のOP戦序盤から見える4年目の進化

エンゼルス・大谷翔平【写真:Angels Baseball】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Angels Baseball】

オープン戦4試合連続安打で打率5割と好スタート、打撃内容を紐解くと…

 エンゼルスの大谷翔平投手が今季中の二刀流復活へ順調な仕上がりを見せている。「3番・指名打者」で出場した8日(日本時間9日)のブルワーズとのオープン戦では、4回の第2打席で左腕から左前打。打者出場の初戦から4試合連続安打をマークした。メジャー4年目の進化を感じさせる打撃を紐解いた。【小谷真弥】

 昨季までとは打撃内容も違う。7日のマリナーズ戦では5回にサイド左腕フレッチャーから左前打。この日も196センチ左腕スーターの角度のある速球を左前へ。いずれもライナーでバットの芯で捉えた打球だった。このオープン戦は対左投手に2打数2安打と打率10割発進した。

 対左腕は昨春オープン戦で6打数無安打5三振に抑えられ、レギュラーシーズンでも打率.182(44打数8安打)。新人王を受賞した2018年も右投手に打率.313、20本塁打を記録したが、左投手には打率.222、2本塁打と結果を出せなかった。大谷自身はメジャー1年目から対左腕に苦手意識を持っていないが、開幕からのスタメン定着へ好材料となるに違いない。

 ここまでオープン戦は4試合出場し、10打数5安打の打率5割、1本塁打、3打点。まだ打席数が少ないとはいえ、三振数も減っている。44試合出場した昨季は175打席で50三振したが、このオープン戦は4試合12打席で、この日の第3打席の1つだけだ。昨季悩まされた左膝手術による“後遺症”を払拭。大谷が好調時によく口にする「ボールが見え方がいい」という状態なのだろう。

 3日(同4日)のレンジャーズ戦ではバックスクリーンを越える特大アーチ。飛距離は自己最長468フィート(約142.6メートル)という一発で周囲の度肝を抜いたが、ド派手な一発だけではない。メジャー投手もこれから状態を上げてくる段階だが、打者・大谷の進化を感じさせるオープン戦序盤戦となっている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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