大谷翔平は「完璧なタイミングで野球界に現れた」 二刀流追い続ける番記者の思い

「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者【写真:盆子原浩二】
「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者【写真:盆子原浩二】

「投手も打者もどっちもやるのをみたいに決まっているさ!」

――起用法を変えることをマドンが明言しているが
「エンゼルスにとっては絶対にいいことだと思うよ。彼がプレーする日数が増えれば、それは間違いなくチームにとってプラスになる。ただやはり問題は、彼がそれくらい起用されて健康な状態でいられるかどうかだね。健康でいられるなら、マイク・トラウトと同等の価値をチームに与えてくれる可能性もあると思うよ」

――2018年に大谷は世間を驚かせた。二刀流というものについて、どう思う?
「もちろん、彼くらいの才能がない限りそんなことは不可能で、これだけ長い間そのようなプレーヤーが現れなかったという事実は、彼の才能がいかにずば抜けているかを証明しているね。100マイル投げてホームランも打つなんて、稀有な才能だと思うよ」

――大谷のようなプレースタイルが増える可能性もある。メジャーリーグに与えた影響とは?
「完璧なタイミングで野球界に現れたと思う。フロントの考えが柔軟になってきて、科学に基づいて様々な分析が可能になったし。今後、大谷のような才能を持った選手が現れた時、チャンスをあげる球団は増えるんじゃないかな」

――日本人は大谷への期待値が高い。1995年に起こった“ノモマニア”のような熱狂も?
「今年はそのようなことになる可能性は大いにあるね。世界中のみんなが見たい光景だと思う、彼のような選手が1年通して活躍するのは」

――野球ファンとして、彼をどう思う?
「彼がやっていることはとても珍しいことだし、興味を惹かれない野球ファンはいないと思うよ! 投手も打者もどっちもやるのを見たいに決まっているさ!(笑) とにかく健康第一だね! 元気に1シーズン終えられれば、とんでもないことが起きるさ」

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY