鷹のベテラン川島、健在示す3安打 指揮官も「いい見本」と絶賛の“読み”と“準備”

「2番・二塁」で先発し3安打と活躍したソフトバンク・川島慶三【写真:藤浦一都】
「2番・二塁」で先発し3安打と活躍したソフトバンク・川島慶三【写真:藤浦一都】

2番・二塁で先発「バッティングは100点です」

■ソフトバンク 1-1 巨人(オープン戦・10日・PayPayドーム)

 ソフトバンクのベテラン・川島慶三内野手が10日、巨人とのオープン戦(PayPayドーム)に「2番・二塁」で先発出場。打っては3安打の猛打賞、二塁の守備も手堅くこなし、攻守で存在感を示した。工藤公康監督も「さすがです。若い人の見本になる」と絶賛する働きだった。

 プロ16年目の37歳・川島がしっかりと仕事をこなした。巨人の先発が左腕・今村信貴とあって、2番としてスタメン出場。初回の第1打席でセンターに弾き返すと、3回の第2打席ではストレートを引っ張り、三塁手のグラブを弾く左前打。果敢に二塁を狙う姿勢を見せたが、左翼手の守備を見て慌てて一塁に帰塁した。6回には同じ左腕の高梨雄平のスライダーを再びレフト前へ。3打数3安打を記録し、代走を送られてベンチに下がった。

 試合後「バッティングは100点です」と元気に答えると「今季初めて二塁の守備に入って緊張感のある中で、バッテリーの足を引っ張らないように守備のことだけ考えていました」と初々しい若手のように語った。若手の突き上げにも「みんな元気よくやってくれているので、僕らもしっかり結果を残していかないといけない。若手は勢いがいいので切磋琢磨してやっています」と語る。松田宣浩内野手とともにチームをひっぱる元気印は「スタートダッシュできるように頑張ります」と、ここでも初々しさを見せながら、最後は「コメントは何点でした?」とおどけてみせた。

 工藤公康監督も「さすがですね。(小久保)ヘッドが褒めていました」と起用に応えたベテランを称賛。「彼の『次はこう来るだろう』という配球の読みであったり、試合の中で他の右打者に対してどういう入り球が多いとかなど、読みが素晴らしいから、ああやって打てる。これからも(相手投手が)左の時に出ることは多くなると思うので頑張ってほしい」と続けた。

 さらに「相手がどうしてくるかを予測しながら、しっかりと準備をする。イメージを沸かせて打席に入れば対応力も違ってくる。若い人のいい見本になるんじゃないかな」とも。この日結果を出せなかった若手に「見習いなさい」と言わんばかりに、川島の経験値から来る“読み”や“準備”を称えた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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