ダルビッシュは「アメージング、尊敬している」 “因縁”のCY賞右腕が心境明かす

パドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】

アリエッタは3年前のオファーを固辞したカブスに今季復帰

 フィリーズからFAになった2015年のサイ・ヤング賞右腕ジェイク・アリエッタ投手は今季、カブスに1年契約で4年ぶりに復帰した。かつてのカブスのエースは前回FAになった際に、同じくFAだったダルビッシュ有投手がカブスと正式契約する前夜に同球団の最終オファーを固辞したことを告白して話題になった。通算109勝右腕は、米メディアに当時の心境を明かしている。

 今季パドレスにトレード移籍したダルビッシュは2018年、6年総額1億2600万ドル(約137億円)でカブスに加入。その契約前日にアリエッタはカブスから6年総額1億2000万ドル(約130億円)のオファーを受け、「これを受けないなら、ダルビッシュと契約するだろう」などと球団から言われたという。それから3年の月日を経てカブスに復帰した右腕は米スポーツメディア「ジ・アスレチック」に当時の心境を次のように語っている。

「つらい感情は全くなかった。私はユウ・ダルビッシュを尊敬している。彼はアメージングな投手だと思う。この組織(カブス)にいる全員を尊敬しているよ。このゲームにおいては時にビジネスが関与してくるし、物事はどっちの方向にも転ぶんだ。その時はそっちの方向に転んだだけさ。しかし、時間はあっという間に過ぎ去った。今こうやってここ(カブス)にいて、もう出ていくことはないかのように感じている。またここにいられる機会を得られたことは私にとって特別なことだ」

  また、カブス専門情報サイト「ブリーチャー・ネーション」は「ジ・アスレチック」の記事を引用した上で「この3年間でベテラン右腕2人はかなり異なる道を歩んだ」と指摘。「アリエッタは怪我に悩まされ下降線をたどる一方、ダルビッシュは怪我から復帰して上昇傾向にある」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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