ロッテ佐々木朗、初陣は「結果云々ではない」 元守護神が語る実戦初登板の意義

現在のフォームに「腕のしなりを使えていない気がする」

 昨年に比べると、佐々木朗の投球フォームには多少変化が見られる。動画で見る限り、「昨年の方が、右腕がスムーズに動いていた気はします。今年はテークバックの際に腕が体から離れすぎていて、その分、腕のしなりを使えていない気がする」と小林氏は解説する。昨年のフォームに何らかの問題点があって修正した結果なのか、それとも無意識にこのフォームになったのかは本人と周囲の者しか分からない。

「試合で投げないうちは、本当の意味でプロ野球選手とは言えない」と言い切る小林氏。一方で「昨年1年間は本人の中でさまざまな葛藤があったと思う。初登板は結果が良ければ自信にすればいいし、悪かったとしても次へのステップと考えればいい」と語る。

 いずれにせよ、過去の誰よりも速い球を投げる可能性がある19歳がプロの実戦マウンドに上がり、敵に対してボールを投じる。それだけでもファンはワクワクを抑えられないだろう。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY