大谷一問一答 3回途中4K5失点もカーブに手応え「しっかり投げきれれば」

勝負球スプリット「追い込むまで良かったですけど、投げきれてなかった」

――この日の登板で決め事はあったか。
「カーブは使おうと思っていたので、比較的に良かった球種の1つかなと思います。そこができたのは良かったと思っています」

――アンダーソンにタイムリーを許した。スプリットが高めに抜けたか。
「そうですね。初球、2球目とスライダー、カーブでイメージ通りにスイングさせないで追い込んで、そこから落としたら。イメージはできていたんですけど、そこで欲が出るというか。イメージが先行しすぎると、ああいう形になるのかなと思うので。そこは実戦の中で冷静に。特に満塁というシチュエーションなので、2ストライクでボールを3つ使えますし、そこも冷静に投げることができたら良かったと思います」

――納得いかないスプリットはアンダーソンの打席だけか。
「そうですね。比較的にスプリットも良かったんですけど、空振りも取れてましたし、落ちる軌道も良かったかなと思っていたので。最後の最後でああいうふうに抜けたのは僕のせいかなというか。全体的にいい形で追い込んで、欲が出て、見切られる。投げ込んでボールが先行して並行カウント、3-2(フルカウント)になることが多かった。追い込むまでは良かったですけど、そこからが投げきれてなかったかなと思います」

――決めにいった時の腕の振るタイミングがズレていると話していた。
「そこもまだちょっとあるのかなと思います。ただ、最後の打者は力を入れて投げた真っすぐ。ファウルになったが、嫌な感じのファウルではなかった。最後のカーブは良かったですし、前回より良かったかなと思います」

――カーブを投げた。握りを変えたりはしたのか。
「カーブは2018年の時より速いイメージで投げています。カウントを整える意味で投げていたんですけど、しっかり空振りを取る、三振を取る球として有効になってくれれば、もっともっといいかなと思います」

――手応えはあったか。
「打たれているのは抜け球か取りにいっている球なので、そこは注意して投げていければいい。自分のいいボールが打たれていれば問題があると思いますけど、いいボールは打ち取れる、空振りを取れる部分があると思うので。そこは良かったところでもあるし、また反省するところなのかなと思っています」

――3回に最後の打者メルセデスが空振り三振に倒れた後、サムズアップのポーズを作っていた。
「最後の方は力を入れて投げていたので。打者も分かっていたと思いますし、良かったかなと思います。(ああいう反応は)自分で出来ていればいいのかなとは。打者の反応はその時々なので」

――投球フォーム、テイクバックで脱力させるイメージはあるのか。
「前回は全部三振を取るイメージだった。ここからはある程度長いイニングもあるので。ある程度、力感を抜いていかないといけない。その中でも初回から98マイルが出ていたので。自分の中では強く投げているイメージはなかったですけど、その中で球速が出たのはいいことなのかなと思います」

【動画】大谷翔平が手応えを感じたカーブ

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