大谷翔平、イチロー“御前試合”で打率6割到達 1番先発で8戦連続安打、三盗も
「1番・指名打者」で1安打2得点1盗塁と躍動、4回で途中交代
■マリナーズ – エンゼルス(オープン戦・日本時間18日・ピオリア)
エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、アリゾナ州ピオリアで行われたマリナーズとのオープン戦で「1番・指名打者」で3試合連続で先発出場。2回の第2打席で左前打を放ち、8試合連続安打をマークした。1番スタメンでは“メジャー初安打”となった。足でも三盗を決め、オープン戦初盗塁をマーク。4回に代打を送られて途中交代。1打数1安打2得点1四球だった。オープン戦は驚異の打率.600、OPS1.809となった。
4点リードとなった2回無死。右腕フレクセンの変化球に反応し、ガラ空きの三塁へ打ち返した。技ありの左前打に観客から拍手が送られた。ワードの中前打で二塁を進むと、1死後、大きな投球モーションを盗んで三盗を決めた。続くアデルの三ゴロの間に生還した。
1番先発は昨年9月2日(同3日)のパドレス戦以来196日ぶり。初回先頭では四球で出塁し、ワードの左前打で一気に三塁へ。続くウォルシュの右前適時打で悠々と生還した。2得点と快足の1番打者としても結果を出した。
この日、マリナーズで会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏がマスク姿でマリナーズのベンチに入り、大谷の2打席を見守った。試合前、大谷はパーカーを着込んだイチロー氏と談笑する場面があった。憧れのイチロー氏との対面は今後への励みとなったに違いない。
大谷は前日16日(同17日)のインディアンス戦で、昨季の投手3冠でサイ・ヤング賞を受賞したシェーン・ビーバーと対戦。2回の第2打席で投手強襲の内野安打、3回の第3打席でバックスクリーンを越える4号本塁打を放った。オープン戦は全8試合で安打を放ち、打率.600、4本塁打、7打点。メジャー4年目へ順調すぎる仕上がりとなっている。
(Full-Count編集部)