9四死球で2失点の高橋礼に「ある意味ナイスピッチング」 鷹・工藤監督は通算500勝

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

サヨナラ打の今宮を絶賛「本当に素晴らしい選手」

■ソフトバンク 3-2 ロッテ(27日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは27日、ロッテとの開幕2戦目(PayPayドーム)に3-2でサヨナラ勝ちを収め、開幕から2連勝を飾った。先発の高橋礼投手が9四死球、3番手の杉山一樹投手が3四球の12四死球を献上。打線も好機であと一本が出ない展開が続いたが、8回に同点に追いつき、9回に今宮健太内野手のサヨナラ打で接戦にピリオドを打った。

 苦手なロッテを相手に開幕2連勝。立役者はもちろん今宮だ。今季延長なしの特別ルールで、すでに負けがなくなった9回裏、周東佑京内野手を二塁に置いて中越えのサヨナラ打。工藤公康監督は試合を決した一打に「打った瞬間『よっしゃー!』と思いました。その前の打席も相手のファインプレーで得点にはなりませんでしたが、本当に素晴らしい選手」と絶賛した。

 その一方で、先発の高橋礼は押し出しを含む9四死球。杉山も3四球でピンチを作るなど、12与四死球で自分たちの首を絞める展開が続いた。指揮官は「まあ、よくあれだけ四球出して2点で済んだ。ある意味、ナイスピッチングかもしれない」と少し呆れ気味。「あれだけ四球が出ると打者の方もなかなかリズムに乗っていけないので、なかなか点が取れない。打たれてもいいから勝負しなさいと言い続けているんですけど…」と語った。

 その上で「(高橋)礼にとっては開幕なので、緊張感だったり『自分も』というところから崩れたのかなと思います。これはこれとして次ですね。2年ぶりの先発で大目に見てあげないといけないところもあるのかな」と総括。「野手の人にはリズムを作れなくて申し訳ないですが、投手はこういう時もあります」と心中を思いやった。

 高橋礼は5回に2点目を奪われ、6回にも2つの四球を与えながら7回のマウンドにも送り出して1人を抑えたところで継投策に。その判断について工藤監督は「7回の最初の1人は投げさせよう、と。そういうところが中6日で投げている投手の責任」と言い切った。親心ものぞかせる指揮官にとって、この日の勝利で監督通算500勝に到達。「選手たちのおかげ。コーチを含めて感謝したいです」と頭を下げた。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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